LIVIO SAISONTSUDOI

御鷹が丘建太さん

まち活拠点『まちラボ』 室長
御鷹が丘建太 さん
Mitakagaoka kenta

まちの活動拠点『まちラボ』から
元町をより面白く!
たくさんの方との関わり方や、
出会い、すべてを実験的に。

ゆっくり過ごせる街のリビング、
いろいろ楽しめる公園のように。

まち活拠点『まちラボ』では、まちづくりに関する図書や地域活動のイベントやポスターなど、神戸の街の情報をたくさん取り揃えています。図書の閲覧や、パソコン作業、イベント活用など、すべてが無料。利用される方の年齢層も幅広く、子育て世代の方々が小さいお子さんと一緒に来たり、年配の方々が読書をしに来たり、中学生が宿題をやりにくることもあります。よく子どもがはしゃいだりすると、お母さんが「し〜!」とかやるんですが、ここではしなくていいんです。普通にしゃべってくださいって感じで、あまり禁止事項を作らずに(例外はありますが…)、来られる方々がリビングのようにリラックスできて、刺激も受けられる公園のようになれたら良いと思って場づくりをしています。

家具から建築、そして人へ。

私は、もともと家具屋さんで勤務していたのですが、そこから建築に関心を持ち、建築から“建物を使う人”へと興味を持つようになりました。建築を経験すると、自ずと古い建物への関心が高まるのですが、さらに思考を進めていくと、その朽ちた建物を活かす人に目が向くようになるんです。以前に九州の別府に行った際、昔ながらの古い建物が多いという印象を持ったんですが、そこに入居している方々とふれあったときに、建物って、使っている人によって、こんなにも生き生きするんだってことに気付かされて。その時の経験もあって、まちラボには「人は、これをどう使うんだろう?」って実験的なコンテンツをたくさん用意しているんです。ちゃぶ台とか、屋台とか、ゴザの間とか、一つひとつのコーナーに考えを巡らせて……。だから、まちラボの空間は、人の個性や趣向によって、さまざまな使い方をしてもらえるようなモノにあふれています。

若い人たちが活躍しやすい空気感が、
この街にもっと生まれるように。

この街でやりたいことが見つかったらぜひ教えてください。難しく考えなくても大丈夫です。「やってみたいなら、やってみよう」が、まちラボのスタイル。一見、まちづくりと関係のなさそうなことでも、行動したことで結果、街の魅力アップにつながったケースもたくさんあります。だから、まずはやってみることから。ここがみんなの感性を発揮できる場になれば、それが神戸元町の変化につながっていくと思います。まちラボが挑戦をしたい学生さんたちの気軽に集まれる場所になれたらうれしい限り。これから日本を作っていく学生さんの発想を一緒に楽しみながら、私の知恵と経験も一助になれたら幸いです。

〈神戸元町で暮らす学生にメッセージ〉

元町は神戸の中央に位置しており、海も山も、新しい街も、古い街もいろんな要素がギュッと詰まっています。学びや遊びのセンタースポットとして最適な場所。学生の間にいろんな人と出会い、街を見て、今しか味わうことのできない経験をたくさん積んでください。あと、旅もいっぱいしましょう。様々な地域を知ることで、観光や暮らしなどの外からの視点を持つことができ、考える力がつき、良いものや好きなものがはっきりと言えるように成長できます。

こうべまちづくり会館

まち活拠点「まちラボ」

https://kobe-machi-kaikan.city.kobe.lg.jp/machilabo/